おいしいがご飯になろうとしている。

下記の記事の感想です。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0608/25/news042.html:ロングテールがインフラになろうとしている

web2.0がプアなWebに対するアンチテーゼであり、ブラウザから利用するCMSによって、双方向ネットワークが形成しやすくなったことがその基盤であり、その将来はまだ誰もわかってないことはその通りかと思う。

だが、2ページ目のロングテールの部分は何度読んでもよくわからない。
筆者にとってロングテールとは何を意味する言葉なのだろうか?
これでは前半で述べている発散するWeb2.0と同じである。
ロングテールがインフラになろうとしている」
という言い方は、私にとってはこのエントリのタイトルのような語感を持つ使い方である。どうもしっくり来ない。

ロングテールについては、それとは別の次元の話で、もう一つ疑問がある。
池田氏ロングテールを語るときに、べき乗分布についても語ることがある。
ロングテールって、基本的にパレートの法則を否定する言葉だと思っていたのだが、
そうだとすれば数学的にはジニ係数で議論すべき事のような気がする。
ロングテールジニ係数が0に近い状態(平等)、パレートの法則は不平等に近い?
ってこと何じゃないかと。
そう考えている私にとって、ロングテールがインフラになるといわれても、性質が実態を持つような気がしてしまう。