黒川紀章氏 都知事選立候補

先ほど知った.

石原氏の引退求める

石原知事が立候補を断念すれば、自身も出馬を取り下げるという。 

公職を全うしたいから,ではなく,特定の候補者を退けたいから立候補するというのは選挙妨害に近い行為ではないだろうか.もっとも,公示前の立候補を巡る取引は日常的な選挙の(悪しき)風景だとは思いますけれども.


(追記 下記の日経の記事では,上記の表現はない.だが,投票日はパリだそうで....)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070222STXKE049322022007.html



それにしても,ここで黒川氏のとった戦術の効果は今ひとつ不明だ.黒川氏の年齢と下記の公約の内容からして,無党派の投票はほとんど期待できないだろう.あり得るとすれば都内の建設業界の組織票が当選見込みのない黒川氏に流れる様なことがあれば石原氏に一定のダメージは与えることが出来ると思うが.

都知事選について 15の公約

1) 石原都知事が立候補を辞退しない場合には、都知事選に立候補する。
2) 無所属(どの党からも、推薦されれば受ける)で出馬。
3) 1期のみ
4) 無給、官舎(公館)公用車は使用しない。
5) 石原都政の良かった点は、当然継承する。
6) タレント知事の乱立(すべてが悪いわけではないが)に歯止めをかけたい。
7) 都知事の期間、KKAA((株)黒川紀章建築都市設計事務所)は都の計画や設計を受注しない。
8) 東京オリンピック中止
9) 都を区中心の多核型の都市として活性化する。
10) 一部の首都機能の移転を積極的に支援し、都心に再開発のタネ地を将来のために確保する。そして緑地率を高める。
11) 東京を金儲け主義の投機から守り、文化と経済の共生を目指す。
12) 傲慢な態度ではなく、都民と対話し、都民の声に耳を傾ける。
13) 議会(民主主義)の重視
14) 中米露との関係重視
15) 知事のリーダーシップ確立、側近政治はおこなわない。

以上