ベンチャービジネスプランのコンテスト

さて、ゼミの学生の皆さん。特にデザインルールに関連する人は、どこかに出しましょう。磐田のコンテスト、今月末締め切り、なんと、優勝賞金100万円ですよ。昨年Kくんが努力賞?をもらった浜松のコンテストもポスターがどこかにありました。

賞金に加えて、プレゼンの練習が出来て、ビジネスの勉強も出来るし。
参加しない奴はアフォ。

なぜ私が薦めるか。

全く需要がないところに、需要を産み出して消費させるのが現代社会。あなたの毎日の食欲すら、すべて自分で欲しているわけではない。どこかはメディアによって作られている。
過剰な食欲を産み出す食品を供給した結果、皆肥満になることをよく考えて欲しい。そして、メタボリック対策として、健康食品がよく売れる。ビリーも儲かる。美しきかなマッチポンプ

そこでは、サービスの供給者と消費者では、その立場と求められる能力に決定的に差がある。とても対等は言えない。
だから、本質的に供給者は消費者を支配している。だが、表面上はお客様は神様だとおだて上げる。もちろん、供給者側には、供給者間の過酷な競争がある。提供者ならではの苦労がある。だから、いくらお客様のためとはいえ、出来ることと出来ないことがある。その原則を理解せずに、要求だけ供給者に突きつけると少し痛い。供給側が無理なものは無理なのだ。

私が能力に応じて(大学進学として)選択的に与えられる高等教育に価値を見いだすとすれば、そういった世の中の本質的な仕組みを理解するきっかけを与えてやることかもしれないと考える。

社会で必要とされるサービスや財を提供し、産み出された付加価値から自分の食い扶持をかすめ取るのがビジネスの基本である。このことを徹底的に考えることは重要だ。

正直、いつまでも消費サイドからの視点からしかものを見ることが出来ず、世の中の軽薄な風潮流されている無力な消費者になってしまうようでは、高等教育を受けている価値がない。だから、お金までくれるというのだから、何らかの世の中が必要とするサービスを提供するプランを練る経験をすることは損はなかろう。

お金を払えば何でも買えるわけではない。誰かがそれを作っているから買えるんだ。