オープンな愚痴

学生の就活がピークである。
にもかかわらず、志望動機がかけない、自己紹介がまとまらないという相談を受ける。

さすがに私も何年も同じようなことをしているので、学生と少し話し合いをすると、いろいろな見方が出てきたりする。そういうのを文章にまとめたりすると、まあまあイケてる自己紹介ができることもある。

しかし、まだ余裕があるときに相談に来るのは良い。私が不満なのは、締切間近になって相談しに来る学生である。私にしてみれば、半年前から自己紹介と志望動機をかくよう指導しているのにもかかわらず、ほとんど何の準備もしない学生がいるということである。

もっとも、本人にしてみれば必死に考えているだろうことは、一指導者として想像つく。
あくまで、本人的には、考えてはいるが、文章として表出されない。出てこない。

だが、それが考えているといえるのだろうか。
残念ながら表出されないものは評価できない。

結局志望動機をちゃんと書けるかどうか?というレベルで、セレクションが強くかかっているのを実感するのである。
そして、そのセレクションをクリアするには、指導者の言うことを聞いて、勧められている就活本のワークシートを少しでもいいからやってみればいいのに、それができない。

結局行動としてみると、「言うことを聞けない人」と言われてもやむを得ない。そうやってチャンスを落とす若者が後を絶たないとすると残念だ。

いうことを聞かない結果、あとで困る。本人ばかりでなく、指導者も困る。だから、言うことを聞かない人にはしかるべき段階でもう一度チャンスを与えるのがベストだと思うが、なかなかそういうことも難しい。