新聞大会決議

http://www.pressnet.or.jp/info/shukan/ketugi.htm
寝ようと思ったのに、夕刊をちらと見たら、第59回新聞大会決議の冒頭が気になったので書き残すことにした。
手元は日経夕刊だが、その横の北朝鮮が2度目の核実験をするかどうかという点に関する、日米外交首脳の見解をのべた記事である。
にもかかわらず、新聞大会決議の冒頭で「中東情勢をはじめ、世界は絶え間ない抗争と緊張の中にある」とある。
確かに、中東も安定にはほど遠い。しかし冒頭の「中東情勢をはじめ、」は必要ないのではないか。東アジアの島国である我が国にとって、近隣朝鮮半島の核問題が重要であることは論を待たない。しかし、この文面を読むと、うがった見方をすれば、日本のメディアは北朝鮮の問題を直視しないという意思の表れのように聞こえてしまうのである。北朝鮮云々と書いて欲しいわけではない。ただ、あまりに今の日本列島の安全保障という観点からすると、気が抜けてしまうな決議を発表してしまう新聞ののんびりムードが心配だ。