これは難問

http://q.hatena.ne.jp/1160938452

ネットの初級〜中級者に、検索の達人になる方法を教えてあげなければならなくなりました。マニュアル化しなければならないのですが、その辺を説明しているサイトはありませんでしょうか?

15番目の回答者の方と同じような印象を強く持つ。
というか、この質問者の書き方からして、質問者自体が、問題の本質を理解してないのではないか(あるいはそういう問題にある人を蔑視している)というところが気になるのだが、それは本筋ではないのでスルー。

ここで問題なのは、自分が最短で見つけているかをわかっていないし、わかろうともしてない、もっと速く見つける方法があるかもしれないという視点をもっていないし、知らない。という点です。

本質的に、問題なのはこの箇所ではないだろうjか。自分の立ち位置がわからない以上、改善させるのは難しい。何らかゴールがあるから、前に進めるわけなのだから。

例えばITのことを知ろうと思ったとき、平気で「IT」なんて入れて検索し、検索結果を舐めるように1ページずつ開いていく。And検索という概念は知っているけど、どう使えばより良い検索結果が得られるか考えてから入力しない。当然デフォルトで使っていたりするので、英語も検索範囲、10件ずつしか表示されないようになっている。Ctrl+Fで文中から探す・・・なんて発想もない。

考えようとしない人に考えさせるのは人権的にもやっぱり無理なんじゃないだろうか。それに、検索したい意図に対して、ある概念と別のある概念のどちらが近いのか、遠いのか、という判断は問題の設定によっても変わるとおもわれる。もし、その背景となる知識の構築も含めて、数学的な定義ができるのであれば、人工知能アルゴリズムとして、とっても有用なものが可能な気がする。実際にはなかなか難しいのだろう。

というか、人間としての判断を放棄した状態で、マニュアル化できるのであれば、コンピュータで実装できる状態に近づいてないか?なら、いずれgoogleが実装するだろう。

さて、15番の回答者の方がリンクしているしているページ。

http://homepage2.nifty.com/kamijo/magron/kyoikuja8.html
おもろい。

大前さんの話らしいが、情報社会にあって、教えない教育の優位性はさらに高まっているきがする。
どんどん、情報社会における知識のありよう、保存形態は変わりつつある。学生自身がトライアンドエラーを繰り返す中で、本能的に使いこなす態度が将来の糧になろう。それでも、今の若者は、もっと若い世代の脅威にさらされるのかもしれない。今の私のように。私にとっては悪夢だが、物心つく頃にはブロードバンドが一般化した将来の若者の世代(今一桁世代)が10年後にどのようなネット行動を取るのか、そのころのネットワークの新価を含めて楽しみだ。