悪法は悪い.

http://www.tez.com/blog/archives/000844.html
より

しかし、国民性として根が真面目なので、「ルールを設定してそれを守ろう」という流れになってくると、ルールだけが(そもそもの「ルールの目的」を離れて)一人歩きするし、ルールに抵触する可能性がちょっとでもある場合に取引が行われなくなっちゃうし、ルールにちょっとでも形式的に抵触するやつがいると必要以上にそれをぶったたくことになっちゃう気がします。

まったくだ.
選挙でインターネットを使うための研究をしているわけですが,研究の説明をすると必ず言われるのが「公職選挙法は大丈夫なんですか?」ってよけいな心配.そのことばかりになり,本質的な議論に入れない奴大杉でなんだかなあと.若い学生ですらそういう奴が多いんだからつまらん.インターネット時代に対応した公職選挙法を変えるための研究なのに.
極論すれば,人気低迷にあえいでいた小泉以前の自民党政権下であれば,ネットによる選挙情報の流通は与党に不利なのは明白なので許可してこなかった.それだけのことです.いわゆるネットの民主党バイアスです.その後大衆政治の申し子である小泉純一郎という希代の天才を得て自民党のスタンスが少し変わったけど,昨今の情勢ではどうなるかわかりませんね.