勤め人になるということ

http://www.aoky.net/articles/kathy_sierra/mediocrity_by_a.htm

基本的には程度の問題なので、あまり議論するのもどうかと思う。
ただ、一つ言えることは、ここでパフォーマンスレビューの評価を受けることに甘んじている人間であれば、その評価に従わざるを得ないということだ。
なにかにずば抜けている能力の持ち主であれば、その能力を生かすために、そもそもパフォーマンスレビューを受けない選択肢を選択すべきだろう。

極端な例を出せば、イチローのホームランの本数を気にするような奴がいるかということである。その前にその他の様々な要因を評価されているが故に、最高のリードオフマンとして評価されている。

ある分野のスペシャリストとして、特定分野の能力を評価されたいのであれば、独立したコンサルタントになるなりすればよい訳で。企業として全方位的な能力を期待するのは、組織の歯車として勤め人になる以上当然のことだ。そのような評価を受けること自体が、得意分野の評価が低いことを示している。ぐらいに思っておくのがよいだろう。だれでも得意や分野はある。しかし、自分が得意だと思う分野で誰もがプロになれると勘違いしたら、困るのは本人ではないか?