このカラクリはどこにあるか。私は、それが上に示したような日本の教育システムの洗脳性にあると言って良いと思っている。国力が貧しく、ヨーロッパに比べて近代化が立ち遅れた日本が世界に追いつくためには、極論すれば国民を騙してでも洗脳してでも勉強させる必要があった。そしてそれが今も続いているということではないのか。学歴信仰、教師=聖職者という祭り上げ、身分制の破壊と立身出世主義、管理主義詰め込み教育……様々に歪んだ近代日本の教育の風景の原点はおそらくそこに端を発し、未だにそこを抜け出せていない。どうしてやめないのか? それは簡単なことで、それが「最も安くて効果が上がる」ことは確かに事実だからだ。ただしそれが、人間の人間性とその権利、つまり人権に対する徹底的な侮蔑であることは言うまでもない。

おもしろいエントリをハテブ経由で見つけました。
とある界隈で話題になっている、「大学はK○○○」ということがよくまとまっているエントリかと思います。
それとは別に「フューチャリスト宣言」もすごいことになっているのですが、これはまた別途書く予定。