コムスンのグループ内譲渡を中止した件

7時のニュースによると、世論の反応からグループ内譲渡を中止したようだ。しかし、ニチイ学館が訪問事業を受け入れるということだが、24時間がサポートできるかどうかについては不明とのこと。結局24時間サービスを全国展開することを、経営目標としていたのはコムスンだけということになるようだ。
これなら、サービスの受け手の事情を考えると、コムスン内で譲渡してもらった方が良いのではないか。とすら思える。
一度失敗したのだから、再度の失敗はあり得ないわけで、今度はコンプライアンス的に(も)うまくやると思うのだが。

逆に言えば、そのあたりを勘案した上で、すっぱり手を引きたいから、一度世論の反発を買うようなグループ内譲渡を言い出したのではないかとすら感じる。誰も買わなかったらどうなるのか。

このあたりは一部でいわれているように、儲からないといわれる公的制度を作る厚生労働省の政策方針がもっとも不可解である。まあ、省益を最大化する意味では、生かさず殺さずが基本であることは言うまでもないが。