ネットワーク社会の公共性

しばらく東京出張をしている間にちょっとしたぼや騒ぎになっていたようで。

http://d.hatena.ne.jp/redtail2733/20070621/1182443695
2733の住人様が言うとおりで、windowsIEのバンドルを巡る一連の法廷闘争の間にも思ったのだが、強いネットワーク外部性を持つ財については、新しい時代の公共性を論じないといけない。
私の曖昧な理解では、結局バンドリングが不正な抱き合わせになるから不公正な競争であるという話に終始していた気がする。

google八分も同じような問題を抱えている。たとえば、私の研究対象で言えば、とある選挙の、とある候補者のサイトや名前自体がgoogle八分になる事を想定すると、検索エンジンに対して何らかの社会的規制があっても、おかしくない気がする。その場合、「等しく検索結果が表示される権利」のようなものが必要なのかも。とか。

まあ、先のエントリを書く際にもそのことは少し考えた。しかし、正直わざわざ公開質問にするというのはその必要性がよくわからなかった。