休みの存在価値

ガキどもよ、学び働け

学生の皆さんはそろそろ新学期も佳境に入り、あの楽しかった夏休みを懐かしく思い出している頃だろうか。ところで、なぜ夏休みなんてものがあるのか疑問に思ったことはあるだろうか?

 ぼくも最近知ったことだが、いまの学校制度は、かつての農業社会時代に成立したものだからなのだ。かつて、ガキは貴重な農業労働力だった。連中は朝、農作業をしてから学校にきて、勉強したら夕方前に帰ってまた働く。そして夏は、農繁期だから(特に綿花なんて、八月いっぱいが収穫期だ)一日中家で働いてもらわないと困る。だからこそ、夏休みという制度ができた。だからそれを含め教育制度の多くの部分は、工業化以前の社会構造の遺物だ。いまの教育制度は、実は子供が働くことを前提とした時代の名残なのだ。でもいまの子供は、基本的に働かない。ということは、それは、現代の産業社会とは必ずしもマッチしていない。

今日のゼミで、3連休だとつい怠けてしまうという学生の報告があったので、アップしておきます。そんな経緯があったなど、私も知らなかった。

この記事を知ったのは下記の記事から。
強制ボランティア
この中の学祭に関する感想だが、私も同じような印象を持ったことがある。どうせ遊ぶなら、学生はとことん遊んでほしい。