新卒という呪縛

http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2006/12/post_3bd3.html

finalvent先生のような含蓄のあるブログを書きたい今日この頃。
それはさておき、なぜ企業は新卒にこだわるのか。という問題が気になる。

気がつけば、同級の友人のほとんどは転職経験者であることに気づく。競争力ある人間の流動性は高まっているのではないかと勝手に想像。
それでもやはり、新卒に期待したい経営者の気持ちもわからないでもない。転職者というのは勤め先に見切りをつける経験をした人な訳で、自分の会社にもいつか見切りをつけられてしまうのではないかという恐怖心もあるのではないか?経営者であれば、会社に勤めてもらう以上、性格的に従順な人を想像したいだろう。その点、新卒で入社して、外の世界を全く見せずに育った箱庭人材を育成したいのではないか。ある程度長くつとめてしまえば、住めば都で、なかなか転職する勇気も持ちにくいだろうし。経営的には都合がよさそう。

それに加えて、なんとなく一度支線で休憩してしまった電車は本線のレールに復帰できないような、この社会の息苦しいルールを感じる。履歴書に空白期間があると受けが悪いとか。別に大学に行ったり会社に勤めたりすることだけが人生でもなかろうに。

話は少しずれるが、最近教育関係の話題がブログでも多くなってきた。アベ総理が教育問題に強い関心があることと無関係ではないと思うが、それでも皆さん教育に興味があるのかと少し驚く。これをきっかけに教育機関と社会との距離が縮まることを期待したい。