時代とともに変わる安全基準

室内設置のガス湯沸かし器による死亡事故が話題になっている。
なくなった方は気の毒としかいいようがない。しかしガス湯沸かし器による死亡事故というのは、さほど騒ぐ事態なのかどうか。ガス湯沸かし器なんて、使い方を誤ればすぐに中毒を起こすようなものだと個人的には思っていたけど。リンク先によると過去の4件はいずれも換気扇が止まっていたという。指定された使い方である、換気扇を使わない人のケアまで十分にしなければ、販売まかりならぬというのなら、そもそもガス湯沸かし器なんて販売してはいけないのではないか?
昔の貧しい時代なら許されていた安全基準が、豊かになるとともにより高度に要求されてきているという側面もあるのだろうが。未だによく使っている人は多いだろう。風呂代わりとか。

オール電化を推進するためのキャンペーンという見方はうがちすぎか。

しかし、こんな湯沸かし器が問題になる一方で、同じく危険な誤用によって毎年5千人以上の死亡事故を起こしている自動車が問題にならないというのはバランスが悪いと思うのは私だけか。少なくとも認知症患者による運転を停止させる等、いくつかやることがあると思うのだが。