googleの正義

いかなるリンクであっても、金銭によって獲得したリンクは、関連性や権威、実力に基づかない、偽の人気を作り出すし(不正確さ)、また、金銭によって獲得したリンクを許容することはお金がたくさんある企業ほど自然検索(Organic Search)において有利なポジションを得ることになり、不公平が生じる、というものだ。

ありとあらゆるサービスは、サービス提供者の受け手に対する押し付けからスタートするのは当たり前ではある。
だが、googleの考える、検索利用者の利益とはいったい何なのだろうか。

要するに、リンクは金で買ってはならないという正義をgoogleは主張している。
これが本当に正義なのかはよくわからない。

金で買ってよいものと悪いものを分けるのは、案外軽薄な倫理だったりする。

じゃあ、adwordsはいったい何なのか?

公共性を別の方法で担保された検索サービスが検索市場の中に存在してもよい気がする。
まあ、国民国家政府の「のろまさ」を考えると無理な相談だが。